目まぐるしく変化する市場に対応するには、当然人材が必要だが、採用しても教育する時間がなかなか確保できないなど、企業側も複雑な事情を抱えていたりする。
問題解決に一歩近づくには、入社したその日から即戦力で仕事ができるシステムが、必要なのかもしれない。
そこで登場したのが、「シラバス」という学習サイト。「マネして学べる」をコンセプトに開発されたプログラミングeラーニングシステムで、HTML/CSS、WordPress、Ruby on Rails、Backbone.js等のwebデザインやwebアプリの開発を、サイト上のコンテンツを通して学べるというものだ。
開発元の経験から生まれたサイト
開発を手がけたのは、東京理科大学の学生によるベンチャー企業、ダラフ。「シラバス」は、彼ら自身の体験から誕生した。
当時、ダラフ社では開発人員が足りず、プログラマーとして手伝ってくれる人材の採用を考えていた。
その採用方法として、同社のツールスタックを学ぶための、 簡単な学習カリキュラムを作成。そのカリキュラムを完了できた人物を雇ったところ、当日から現場でバリバリ活躍してくれたという。
この経験から、採用前に学習させるというアイデアは、一般化できるのではないかと考えた同社は、すぐプログラムの開発にとりかかる。そうして完成したのが、「シラバス」なのだ。
初心者OK!基礎からじっくり学べるキュレーションプログラム
特徴は、GitHubからキュレーションしてきたプログラムを利用して、学習コースが作成されている点。架空の会社のプログラマーという設定にもとづき、コンテンツに従って一つ一つ、課題をこなしていく。
HTMLや CSSに関する知識がなくてもOK。言語の意味や表示の仕方といった、基本的なことからじっくり学べるようになっている。
学校や講座に通わずとも、十分な知識を習得できるのが、このサイトの利点。プログラマーをめざす人、一度のぞいてみてはいかがだろうか。
シラバス