スマートフォンのデータプラン料金の工面が難しい人は、使用をあきらめるか、プリペイドを利用、もしくは使用量に応じた額を払うという選択肢しかなかった。しかしOpera Web Passを使えば、必要なときに必要なだけアクセスすることができるようになる。もちろん、Operaのウェブブラウザアプリ「Opera Mini」が利用できる携帯端末に限っての話だ。
難点は、Opera Web Passを提供している通信キャリアが今のところマレーシアのDiGi Telecommunications Sdn Bhdのみということだ。それもそのはず、Opera Web PassはDiGi社とOpera社の共同開発によるものだ。Opera社は今後、データプランがまだ浸透していないマーケットで普及していくことを期待している。
モバイル事業者にとっては、ユーザーの利用促進につながるという利点があり、しかもOpera Web Passを取り込むにあたって技術的に難しい作業はない。また、Operaのデータ圧縮技術を利用することでコストも削減できるという。
Operaは世界のモバイル事業100社と提携しており、モバイルブラウザの利用者は月間2億人以上。
Opera Web Pass