そんな中、ターゲットをあえて学生に絞り情報を最適化することで、急成長しているサービスをご存知だろうか?
イギリス発の「Uniplaces」は去年の7月にスタートした学生を対象とした賃貸情報サービスで、ロンドンやマンチェスターの他、スペインのマドリッドやバルセロナ、ポルトガルのリスボンなどの物件が掲載されており、今後さらなる拡大が予定されている注目のサービスだ。
このサービスの特徴は何と言っても1物件あたりの情報量だろう。
通常の賃貸情報サービスの場合は、数枚の写真や間取り図の他、築年数や最寄り駅までの時間など物件の基本情報が簡潔にまとめられているだけで、その物件の詳しい情報や近隣の情報はサイトを見ただけではわからない。
結果として各物件で何が違うのかはオンライン上ではほとんど区別がつかないというケースも多く、比較するのが難しいのが現状だ。
ただ、「Uniplaces」の場合であれば、周辺のエリアの情報を含めて各物件ごとの詳しい情報が掲載されていて、それを基に比較検討が十分にできるようになっている。
対象を学生に絞っているので、どんな学生に向いているかなど学生が気になる情報が他のサイトに比べ充実している点が人気を集めている理由だ。
とにかく掲載物件数で勝負するというのではなく、対象を学生に絞り、かつ掲載エリアも学生が多い主要都市に絞って質の高い情報を提供することで勝負するという切り口が非常に面白く、今後が楽しみなサービスと言える。
Uniplaces