Oren Lasman氏、Noga Lasman氏が開発したもので、「Postybell」本体には近接センサーとGSMモデュールが搭載されている。まず「Postybell」の近接センサーがポスト内の動きを感知。するとセンサーからGSMモデュールへ指令が伝わり、ユーザーのスマートフォンにアラートを送信して、郵便物の到着を知らせてくれるという流れ。デバイス本体は小型なので、どんなポストにも設置できる。
郵便物センサーは他にも存在しているが、その多くはWi-FiやBluetoothを使ったもので、短い距離にしか対応していなかった。この「Postybell」が優れているのは、たとえユーザーが自宅から遠く離れた海外にいる場合でも、郵便物の到着を知ることができる点。距離の障壁を完全に取り払ってしまっているのだ。
ユーザーは専用アプリを用いて、履歴をチェックしたり、本体デバイスの調整をおこなったりできる。さらに、本体デバイスの電池残量が少なくなってくると、それを検出してユーザーに教えてくれるという。再充電可能なリチウムポリマー電池は、1度充電するとおよそ2~3ヶ月間は継続使用可能。
また、1つのアプリで何台もの「Postybell」本体を一括管理できるので、たとえば、自宅とオフィスのポストを同時にカバーするようなことも可能だ。
「Postybell」は現在のところ、Androidのみに対応しており、iOS版の対応も検討中とのこと。また、カメラを使って到着した郵便物の写真を撮影する機能や、熱、湿度、ガスを検知するセンサーを搭載したバージョンの開発も視野に入れているという。
Postybell