そうした色の細やかな違いを、実際に物体の色をスキャンして、そのデータをもとに再現するというペン「Scribble」が米国で開発中だ。「再現できる色は1600万色」とうたっている。
Scribbleは紙に書くインクタイプと、タッチスクリーンで使用するスタイラスの2種類がある。どちらも、ペンの先端と反対の側にスキャナーとマイクロプロセッサーを備えていて、物体にかざしてボタンを押すと色を読み取る。
インクタイプは、シアン、マゼンダ、黄、白、黒の5色のインクカートリッジを使い、読み取ったデータをもとに色をミックスして再現してくれる。
スタイラスにはカートリッジはなく、専用アプリをダウンロードしたタブレット端末などとBluetoothで連携させて使う。どちらのタイプもリチウムイオン電池で動き、充電して何回でも使用できる。
大きさは長さ16センチ、直径1.5センチ(スタイラスは1.3センチ)、重さ39グラム(同34グラム)。普通のペンより若干重いが、子どもでも十分持てる。
なので、例えばぬいぐるみの毛をスキャンして、紙にその色でぬいぐるみを描くという使い方ができ、子どものお絵描きもよりハイテクな遊びになりそうだ。
資金調達サイトKickstarterで間もなく展開するキャンペーンでは、インクタイプが149.95ドル、スタイラスは79.95ドルと正規価格の20%オフで入手できる見込み。
サイトでメール登録をすればキャンペーン開始をいち早く知らせてもらえる。
Scribble