評価額1兆円といわれる「Airbnb」のような、「空きリソース活用」ビジネスが世界的に市民権を得てきている今。日本でも、お寺や球場などユニークな空きスペースに特化した、新たなレンタルスーペースサービスが始まったのをご存知だろうか？

株式会社スペースマーケット重松大輔（しげまつだいすけ）代表取締役に話を聞いた。

■ユニークな会場を「シェアリングスペース」

Q、ずばり「スペースマーケット」とはなんですか？

「結婚式場から、古民家、映画館、お寺、球場、お化け屋敷まで！ユニークなスペースを１時間単位からネットで簡単に貸し借りできるサービスです。」

Q、Airbnbなど空いているスペースを時間貸して料金を獲る、「シェアリングスペース」がトレンドになっていますね。「スペースマーケット」その波に乗る形のサービスですが、このサービスの開発時に苦労した事など、エピソードを教えてください。

「開発時に苦労したことは、営業先の開拓と、サイト制作の仕組みづくりのところです。

営業先の開拓については、誰もが知っている知名度の高い会場を保有している会社や、一般的にハードルが高いと思われるようなユニークなスペースをお持ちの会社に営業に行くわけですが、日本にはまだあまり馴染みの無いサービスであり、そもそもサイトが出来上がっていなかったので、掲載に対してなかなかご理解をいただけないことも多くありました。

サイト制作に関しても同様のサイトがあまり日本には無いので、一般的な利用状況をリサーチした上で使い勝手の良いものを考えました。さらにデザイン、UIもユーザーがわくわくするようなものにこだわり、様々な人に相談をしました。」

Q、このサービスを、ユーザーにどのように使って頂きたいですか？

「主に法人ユーザーや、イベントオーガナイザー、結婚式です。」

■次々増えるユニークな会場

Q、今後はどのような場所が増えて行く予定ですか？

「今後はユニークなところで行きますと、水族館、動物園、古民家、離島の物件等が追加予定です。また都内の会議室や、ホール、Gallery、大型商業施設等、オーソドックスなスペースも随時追加予定になっております。

是非、ユニークなスペースをお持ちの会社や、稼働させたいスペースをお持ちの自治体の方がおりましたら是非ご紹介下さい！」

スタートアップのサービスのため、まだまだ会場は限られているが、「野球場で結婚式」「お化け屋敷で合宿」などのイベントも可能になる。これから夏のイベントシーズンに向けて、企画に役立ちそうなサイトの登場だ。


スペースマーケット

（Writer: Saera Jin）