音楽を聴くためだけでなく、盛り上がりたいからライブハウスに足を運ぶという人もいるかもしれない。DJや主催側にとって、観客が楽しんでいるかどうかは非常に大事なことであり、気になる点だろう。

「Lightwave」は、そんなパフォーマーたちをサポートするウェアラブルツール。iPadを使ったライブDJの先駆者であるRana June氏が開発したもので、ライブ中、観客たちの反応をリアルタイムでDJにデータとしてバックしてくれる。

ライブに来た客は、「Lightwave」のブレスレットを受け取り、自分の手首などに装着する。ブレスレットは装着者の体の動きや体温、オーディオレベルを測定し、測定データはDJのもとに集められる。どれくらいの人が踊っていて、あるいは音楽に耳を傾けているのかといったことが、一目で見て取れるようになっている。

ライブには盛り上がるところと、少し落ち着ける時間を入れ込むなど、メリハリが大切だが、DJは観客の動向を見ながら、適切なタイミングで演出を入れたり、ムードの調整をおこなうことができるようになる。

また、観客の活動状況に応じて、特定のイベントがアンロックされるよう、カスタマイズをするようなことも可能だという。「Lightwave」によって、今まで以上に盛り上がるライブが実現されるかもしれない。

Lightwave