「HandUp」は、サンフランシスコのスタートアップで、Project Homeless Connectという社会団体と連携。ホームレスや恵まれない人々を支援するためにプラットフォームを開発した。支援の方法として、“名刺”の概念を持ち込んだのが新しい。
支援を望むメンバーは、サイト上に自分のこれまでの経緯、物語を記載してアップしておく。各メンバーには“名刺”が配給されるので、この名刺を、道行く人々、出会った人々に直接手渡しすることが可能だ。彼らに関心をもち、サイトを訪問した人々に対し、自らの現状を訴え、知ってもらうことができるというわけ。
支援を希望する人は、名刺をくれたメンバー、あるいはサイト上のプロフィールを見て支援したい相手を選び、クレジットカードを使って、スマートフォンから好きな金額を寄付することが可能だ。すると、提携している支援団体を通じ、選んだ相手に直接、寄付が送られる。メンバーは、食料や衣服などの必要品を入手したり、医療ケアを受けることができる。
将来的には、支援者とメンバーが直接コミュニケーションできるシステムの導入も検討中とのこと。プラットフォームが、支援が必要な人と、支援を希望する人を結びつける仕組みを生み出す。身近にいる困っている人に目を向け、関心を抱くきっかけにもなるだろう。
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