そうした撮りためた写真を整理するとき、自動で分類してくれるアプリ「Impala」が便利だ。昨年11月からiOSアプリを展開していたが、このほどAndroid版もリリースされた。
このアプリの売りは何と言っても自動分類の精度にある。写真に写っているものを精査して「Friends」「Baby」「Mountains」「Party life」「Cat」「Food」などカテゴリー別に分類してくれる。
さらにそうした仕分けが素早く行われるというのも魅力だ。おおよその目安として写真2000枚を約20分で振り分けてくれる。これは、クラウドなどを一切使用せず、分類は端末内でのみ行われるから可能なスピードだろう。
写真を分類するだけ―と機能はシンプルだが、このアプリで使われている写真の中身を“見て分析する”技術はかなり高度なものだ。開発した「Euvision Technologies」はアムステルダム大学でコンピュータービジョンを専攻した研究員で構成されていて、この技術の開発に約10年を費やしている。
とはいえ、人の目による分類にはかなわない。仕分けに迷ったものは「Unsure(不明)」カテゴリーに入れられることもある。そうした“未熟”な点を含めても、すべてを自分でやることを考えたらかなり使えるアプリといえる。無料で利用できるのも嬉しい。
Euvision Technologies