ほとんどの人は、目覚まし時計をセットして、毎朝アラーム音で起床しているのではないだろうか。携帯電話のアラーム機能を活用している場合もあるだろうが、音であれ振動であれ、隣で寝ている人も起こしてしまう可能性は否めない。同じ時間に起床するならば問題ないだろうが、各自起床時間が異なる場合もある。

韓国ソウル出身のKyungmi Moon氏が手がけた「Earlarm」は、その名の通り、耳の中に入れるタイプのイヤホン型アラーム。Moon氏は日頃から眠りが浅く、隣に居住する人がパーティを開催していて眠れないときに、ノイズキャンセル式イヤホンを耳に付けて寝た体験から、このアラームの開発を着想したという。

「Earlarm」はノイズキャンセル式のイヤホンで、小型のスピーカーが内蔵されており、目覚まし時計の本体部分とBluetoothで接続し、専用アプリで動作する。設定時刻になったら、イヤホン内のスピーカーを通じてアラーム音が鳴るという仕組みだ。

目覚まし時計本体部分には液晶スクリーンがあり、そこに起床予定時刻および睡眠の残時間が表示される。また、この本体部分はイヤホンの充電器としての機能ももっているという。

隣で寝ている家族の眠りを邪魔したくない、あるいは眠りの問題で喧嘩したくないあなたに、自分専用の耳栓式アラームはぴったりかもしれない。Reddot design award”で受賞した「Earlarm」だが、残念ながら、現在のところ発売日や価格は未定。

Earlarm