紫外線は肌の大敵というのは常識だろう。それは誤りではない。しかし、適度に日光を浴びることは健康を維持するために必要なことでもある。というのも、人は日光を浴びることで骨の形成などにかかわるビタミンDが皮膚で生成され、また体のリズムを整える面でも日光は重要な役割を果たす。さらに日光不足は、うつや注意欠陥・多動性障害ともリンクしているとされる。日光が少なくなる時期、北欧などの北国ではLEDライトなどを使ったセラピーもあるほどだ。
SunSpriteはそうした観点から、ハーバード大学医学部の医師により開発された。マグネットを備えたクリップがついていて、外出する際に衣服の衿や袖口、バッグなどにとりつけるだけで、どれだけ日を浴びたかを計測し、ガジェットのインディケーターにライトで表示するほか、連携するスマートフォンアプリにも表示する。つまり、心身の健康を維持するために、日光不足に陥っていないかをチェックできるというものだ。
大きさは家の鍵ほどで、衣服につけても違和感のないシンプルなデザインになっている。また、ガジェットの表面にあるソーラーパネルで発電して作動するので、充電する必要がないのは便利だろう。
現在、資金調達サイト「Indiegogo」でキャンペーンを展開中。小売価格は149ドルを予定しているが、今なら99ドルで入手できる(米国・カナダ以外の国への発送はプラス15ドル)。キャンペーンは4月4日まで。
SunSprite