まだリリース前ということで、具体的な視力検査方法は公開していない。しかし、端末のスクリーンに現れる数字などを使って、乱視や色盲、コントラスト、視力などを測定するようだ。そうした検診の結果を眼科医が分析した上で、処方箋が発行される仕組みとなっている。もちろん、このシステムの開発には眼科医も携わっている。
Opternativeのメリットは何と言っても端末さえあれば自宅などで待たずに検査を受けられることだろう。また、特殊な装置などを必要としないという点もセールスポイントだ。画面からどれくらい離れたらよく見えるのかを調べるのには、ユーザーの足のサイズを使う。サイズと、足いくつ分スクリーンから離れるとよく見えるかを入力すれば自動的に距離が計算されるのだという。
Opternativeはこのほど100万ドルの資金を調達した。現在プライベートアルファ版で試行していて、今後、米国食品医薬品局(FDA)の認可を受ける見通しだ。Opternativeの幹部は「メガネをネット販売している業者との連携も模索したい。また、ゆくゆく発展途上国などでも使えるようになれば」と構想を練っている。
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