まずFleksyを説明すると、もともとは盲目の人向け用に開発され、“テキスト予知”のテクノロジーを使うことでスクリーンを見ていなくても入力できるようになっている。どういう技術かといえば、例えば英文字「Hi」をタイプしようとしてHの隣のJを、iの隣のoを間違ってタイプしたとしよう。「Jo」だと意味をなさない単語であることは自明だが、この賢いFleksyはタイプした位置からユーザーは「Hi」と打ちたいのだろうと推測して変換してくれる。つまり、誤ってタイプしてもほぼ正確なものになる仕組みだ。
また、単語と単語の間にスペースをあけるときは右にスライド、削除するには左にスライドするだけなど、基本操作はスワイプで済ませられるのでタイプの速度を早くしてくれるのもこのアプリの特徴だ。
すでにこのアプリを使っているユーザーからは「iOS標準キーボードにすべき」との声も上がるほど使い勝手のいいものとなっている。今回公開されたこのアプリのSDKはiOS標準キーボードと完全に取り替えるのではなくオプションとしてユーザーに提示できるようになっている。
アプリ自体、そしてSDKも無料であることから、今後急速に普及する可能性を秘めているこの“革命キーボード”、興味がある人はサイトをチェクしてみてほしい。尚、アプリはAndroid版もある。
Fleksy