ユーザーはズボンの下にセンサーキットを装着し、自分の脚をたたくことで電子音を生じさせることができる。ドラム、パーカッション、シンセサイザー、ギター、ピアノなど、100以上の音源が内蔵されていて、ヘッドフォンジャックと外部スピーカーの接続機能を保有している。
「DrumPants」のセンサーはとても薄く、洋服の下に身につけるのに支障がないよう配慮されている。このセンサーは太もも部分につけるものと、足部分につけるものの2つがあり、太ももをタップして音を鳴らしたり、フットペダルとして機能する。
センサーはコントロールボックスに接続しており、Bluetoothを通じて、iPadやiPhone、Android、デスクトップなどのアプリにデータが送信されるようになっていて、MIDI、OSCに対応している。また、「DM1」や「Loopy」などの既存の音楽制作アプリにも対応しており、フットペダルの機能を使うことで、鳴らした音楽を録音し、音楽のループ部分を作成することも可能だ。
資金調達プラットフォームKickstarterで、目標額の2倍以上となる74000ドルの資金を集めたこのウェアラブルキットは、公式サイトにて99.99ドルでプレオーダーを受付中。通常のドラムは持ち運びするには大きすぎるし、自宅に置いておくのもスペースをとってしまう。「DrumPants」ならスペース要らずで、場所を選ばずにビートを鳴らして演奏を楽しめる。ドラム演奏やDTMに興味があるなら、このユニークなツールを活用してみては。
DrumPants